2011年5月30日月曜日

コロールの街中で(本日266日目)

 コロールで一人暮らしを始めてから早いものでもうそろそろ7カ月。誰かからか、「コロールにも戦車がある」とは聞いていました。が、どこにあるのかは全く分からず・・・。ところが、その「戦車」が、自宅から歩いて5分くらいのところにあるのには驚きました・・・・。



 今日はMemorial Dayで祝日。夕方、カメラを持って戦車を撮りにでかけました。場所は、アサヒフィールドのそば。


 これが、その戦車。アメリカ軍のものらしいです。上部に銃のようなものがついていますが、これは、全くの別物で、どこかにあったものを誰かが上にのせたらしいです。

 これは、戦中の日本が作った貯水槽。今でも写真の蛇口から水が出ます。ところどころセメントが欠けていますが、これはコロール大空襲のあとだそうです。

 パラオでは、日常の中でこのような「戦跡」を見かけることがあります。それは、平和への問いかけをする次世代へのメッセージにも見えることがあります。







優雅な休日 (本日265日目)

 日曜日のこと。同期隊員のMさんが家に泊まりに来ています。お互いの活動のこと、共通の日本での本業である教員としての話、その他いろいろな話・・・お互いの考えをシェアできる時間は嬉しいひと時です。
 さて
今日は、久しぶりに「クール・エ・コール」に行ってきました。今はプロモーション中で、とても安くトリートメントが受けられる。この機会を逃すまい!と気合を入れて(?)行ってきました。
 やはり、トリートメントを受けると、その後の体調が違います。身体が軽くなり、芯から温まる。本当に楽になります。トリートメント後はセラピストの方といろいろお話したのですが、ちょうど来パの時期がほぼ一年前で、しかも明日は他2名のスタッフが日本に帰国してしまうとのことでした。その場で「今夜一緒にご飯を食べましょう!」と即決。

 というわけで、夜はクール・エ・コールのスタッフのかた3人、同じ系列のダイビングサービスのダイバーの方一人、Mさん、私の女子6名で急遽「女子会」となったのでした。他の職業の方と交流できるのもなんとも嬉しいこと。「またいつかごはん会しましょうね!」と約束してこの日はお開きとなったのでした。
 またこれからもよろしくお願いいたします!

パラオを海から見てみよう(本日264日目)

 土曜日のこと。かねてより企画のあった「海から見るパラオ」のツアーに参加しました。企画してくださったのはSV(シニア海外ボランティア)と、JICA専門家の奥様。本当にありがとうございます。普段パラオに住んでいながらもなかなか体験することのできない、ロックアイランド内にある島への上陸。そして戦争の傷跡。ガイドさんや長年パラオに在住していらっしゃる先生からお話を伺いながら、無人島をまわりました。


 これは、かつて日本の製塩所があった場所。とくに島の名前は紹介されず。コウモリの鳴き声で騒々しい。アイライ州管轄の島です。


 第二次世界大戦時の、戦闘機墜落の跡。この時はlow tide(干潮)でしたので、プロペラが水面より上に出ていました。



 これも戦闘機墜落の跡。水面下でゆっくり朽ちていっているのが分かります。



 海から見るMドック。MOEからペリリュー島などへの離島出張の際には大体ここから出発。でも、出張のときは意識して見ることもなく、景色はあっという間に流れていってしまう。このような特別な時間だからこそ、写真に収めてしまう。


 太古の昔、パラオにいた原人が描いたと思われる壁画の跡。もう少し近くまで寄って見たかったのですが、干潮のため船が近づけず、ここからの撮影。肉眼で見ると、微妙に朱色で何かが描かれているのが見られました。


 ほぼ一日をかけての「パラオを知る」旅。とても有意義な「勉強のための旅」でした。まだまだ知りたいこと、調べたいことはたくさんあります。パラオは、不思議で、魅力の尽きない場所です。
















 

2011年5月27日金曜日

旅立ちの季節の中のMOE(本日263日目)

 しばらく続いた嵐もやみ、一昨日のコロール小学校、そして昨日のパラオ高校の卒業式もお天気に恵まれた中、無事終えることができました。MOEのチーフ級のスタッフは連日来賓としていろいろな学校に呼ばれていたらしく、昨日は私が14時過ぎにオフィスに戻ってきたところ、「まあだ昼ごはん食べていないのよ~疲れた~」とチーフからよれよれした声で言われました。

 今日は一通りの卒業セレモニーが終わったらしく、全体的にまったりした雰囲気のMOEです。私とペアを組む2人のカウンターパートに"Do you need help?(何かお手伝いすることある?)"と尋ねたのですが、一人は小説を読んでおり、もう一人はPCC(パラオコミュニティカレッジ)に在籍中のため、そちらのプレゼン作りをしていました・・・。要は、算数スペシャリストたちも一年間のテスト作りや視察が終わって、大きく一息ついているところなんですね。
 そんな私も、来月初めの広域研修の準備やプレゼン練習も終わり、一息ついているところです。と言ったって遊んでいるわけでもない。JICA事務所に提出する活動状況表や報告書をつくっているところです。英文版も作らなきゃ。

2011年5月26日木曜日

旅立ちの季節その2(本日262日目)





















 今日は、PHS(パラオ高校)の卒業式。パラオで一番規模の大きい高校、国内唯一の公立高校だけに盛大な式典となりました。とても陽気な卒業式でした。パラオを象徴する色、水色の角帽とローヴが印象的。大統領も参列しました。

旅立ちの季節(本日261日目)











 パラオは、今が年度末。卒業式シーズン。昨夜、コロール小学校の卒業式におじゃましました。


私のカウンターパート、ハドリーンのお嬢さんもコロール小を巣立っていきました。みなさん、ご卒業おめでとうございます。

2011年5月24日火曜日

検査結果 (本日260日目)

 そろそろ精密検査の時期。というわけで、先週、今週とMOEをStep out(ちょっと外に出る)して、ベラウ国立病院に行ってきました。
 先週行った血液検査の結果がもう出ていました。
 結果・・・・全て異常なし。
 よかった!身体症状がないわけではないので、ちょっとしたことで「ひょっとしたら深刻なことになっているかも」とここしばらく悩んでいました。でも、これで安心して広域研修にも行くことができます。

 今日、診ていただいた女医さんからは、「自分自身も同じような状況だけれども、心配はいらない。経過だけ追えば大丈夫。また何か心配なことがあったら病院に来てね」と言われました。心強いです。
 そういえば、心なしか、今日は体調もすこぶる良いような・・・・?「病は気から」という言葉の通りかもしれません。

2011年5月23日月曜日

さらに大荒れ(本日259日目)



 今日の朝8時ごろの様子。MOEの自分のデスクから見える風景を撮影しました。街燈がついているくらいに暗く、雷鳴つきの 暴風雨。台風が発生しているのか?ここまで荒れる天気はめずらしいです。

 実は、今日、Outlying(離島)にある小学校の卒業式でした。MOEからも公用船を出し、スタッフが希望の学校へ訪問する予定だったのですが、この天気では危険でおそらく船も出なかったのでは。


 外は相変わらずひどい雨。昼食を買いに行きたいのですが、躊躇しています・・・・。


 ちなみに前方に移っている四角いパネルはソーラーパネル。12月ごろかな?台湾政府の支援で設置されました。

2011年5月22日日曜日

大荒れ (本日258日目)

 今の、JICA隊員連絡室から見た外の様子。パラオには珍しく、しとしと降る雨が続いています。しかも雷つき。夜間のスコールは毎晩のようにあるのですが~。
 「ひょっとしたらこの後きれいな虹が見られるかも」と、前向きにとらえ、ここ隊員連絡室でのんびり過ごします。今日はそんな日曜日。

だいびんぐ(本日257日目)

 土曜日のこと。久しぶりにダイビングの練習に出かけました。私は、基本的にはとても怖がりなので
ダイビングもボートに乗って一日するのではなく、今は「リフレッシュダイビング」を利用して、タンクの取り付け方など、一からインストラクターさんに教わっています。ちょうど日本でいう「習い事」の感覚です。とはいえ、毎週コンスタントに行けるわけでもないのですが・・・・。

 というわけで、午後からPPR(パラオ・パシフィック・リゾート)へ。ところが、何を思ったのか、ウェットスーツは後ろ前逆に着る、ビーチ・ダイブなのにやや溺れかけるなど、一般には理解しがたいことを多々やらかしました・・・・・。ちなみに前回4月のリフレッシュダイビングでは海底12メートルあたりから吹きあがってしまい、自分に一体何が起きたのか訳が分からず、ダイビングを終えたのでした。
 こんな私にも根気よくお付き合いくださるインストラクターの方々には感謝の言葉しかありません。そして私、これ以上パラオに「伝説」を残したくありません・・・・。

 今の私の場合、「ダイビング」などというかっこいいものではなく、まだ文字にすると「だいびんぐ」みたいな感じです。早く水の世界に慣れて、怖がらずにダイビングを楽しめるといいのですが・・・・。

 ひょっとして向いていないだけ?!

助け合い (本日256日目)

 木曜日の夕方。MOEの前でこの写真のようなイベントがありました。通りかかった人に聞いたところ、
「アメリカ合衆国の大学に行きたくても、経済的な理由で行かれない人が多いので、こうして寄付を集めて奨学金にするイベントだよ」とのことでした。

 たしかに、パラオには短大(Palau Community College:PCC)までしかありません。その先に行こうとすると、PCCがオンライン提携しているSDSU(サンディエゴ州立大学)にオンライン入学するか、パラオの外に出るしかありません。かといって、パラオは決して裕福な国ではなく、限られた人しか海外で勉強することができません。

 私がホームステイしていたころ、ホストマザーはよく言っていました。
「日本の子たちは、海外に行かなくても国内に大学があるので幸せだ」・・・・こう考えたことのなかった自分にはこの言葉が新鮮に響いたのを覚えています。

 さて、だいふくくららもわずかながら寄付させていただきました。東日本大震災の時は、全力で支えてくれたパラオにささやかでも恩返しをしたい、と思いながら・・・・。

2011年5月19日木曜日

やや混乱(本日255日目)

 ミクロネシアで行われる広域研修まであと2週間ちょっと。ミクロネシアの隊員、そしてパラオの教育隊員と頻繁にメールで連絡をとるようになりました。MOEに自分のラップトップPCをつないでコンタクトを取っているのですが、MOEのオフィス内で基本的に使う言語は英語です。というか、日本人スタッフは私しかいないので好むと好まざるとにかかわらず、そうなります。
 で、カウンターパートと今後の活動計画をラフにいろいろ話したりもするのですが、ラップトップ上でのコミュニケーションは、今度は日本語となります。
 つまり、話し言葉→英語、書き言葉→日本語の状態でMOEで活動しているのです。今日気付いたことなのですが、これが結構脳が疲れることがわかりました。ちょうど「話す→書く」「書く→話す」という切り替えの時にどどっと疲れる感じ。きっとまだ私の中の言語スイッチがうまく切り替わらないのでしょうね。
 ちなみにだいふくくらら、月曜日の朝は英語がのどの奥でつっかかる感覚があります。なので、日曜日の夜は洋楽をipodでしばらく聞いてから眠るようにしています。
 I need more English skill ♪

寝る前に(本日254日目)

 昨夜のこと。ここのところ、夕食後は何もせず、ぼんやりするかちょこっと本を読んで22時前には寝てしまっていたのですが、昨夜は久しぶりに2本のDVDを観ました。
 一つはNHKから出ているDVD「プロフェッショナル~仕事の流儀」。歌舞伎役者の坂東玉三郎の特集を持っているので久しぶりに観ました。これ、実は日本で何回も観ているもの。「真面目に一つの事をやりぬく」姿勢に励まされます。と同時に、やはりすごい人だなあ、というのがいつも感じることです。
 もうひとつも坂東玉三郎を特集したものですが、これは日本でテレビ番組を録画してきたものです。
玉三郎さんは歌舞伎だけでなく、「ナスターシャ」というポーランド人監督の映画にも主演しているのですね。これもまた新鮮な驚きです。

 気がつけば23時30分過ぎ。「ゆるぎなき日本のアイコン」に酔いしれたひと時でした。疲れも抜けて身体も軽くなった感じです。

2011年5月17日火曜日

Pell-mell Quarterly assessment test(本日253日目)

今日から本スクールイヤー最後の統一テストが始まりました。が、私のいるMOEのオフィスは学校から電話が頻繁にかかってきていました。しかも、午後からは私以外のスペシャリスト全員が会議に入ってしまったため、私はオフィスで電話番をしつつ、自分の仕事をこなしていたのでした。
 「3年生の社会科の解答用紙が枚数分入っていない」
 「模範回答がない」などなどなど・・・・。
そんな中、私のカウンターパートが混乱した電話はこれでした。
「Cylinder(円柱)の辺の数が模範解答には”2つ”と書いてあるのだけれど、円柱なんだから辺はないはず」
 とある学校の学校長からの電話でしたが、教員が強く「円柱に辺はない」と主張したため、校長が混乱してMOEに問い合わせてきたのでした。
 「円柱の辺は2つよね?!」とカウンターパート。「はい」と私。第3の証明がほしくて、私が日本から持ってきた日本の教科書の英語版で確認。やっぱり円柱の辺は2つでした。
 しかし
Quarterly Testって学期末のまとめのテストなのに、何故今そんなことをMOEに尋ねるのか?では、この先生は、間違ったことを児童に教えていたのか?指導書で確認していないのか?
??????
なんだか全身から力が抜けていく感覚がした夕暮れ時でした。
ちなみにタイトルのPell-mellとは「てんやわんや」の意味です。

2011年5月16日月曜日

あと3週間 (本日252日目)

 6月6日から1週間ほど広域研修としてミクロネシアに出張に行くのですが、出発まであと3週間となってしまいました。
 一気に忙しくなってきました。書類を作ってメールで送信したと思ったら、また次の依頼が別メールで送られてくるという状態。
 自分としては、忙しい方が元気なのでありがたいです。ただ、全ての書類を英語で作っているので日本語でつくるそれよりもはるかに時間がかかる。また、写真を添付することも多いので、それもまた時間がかかる。

 今、もし誰かが「だいふくくららさんに好きなものあげる」と言ったのなら、「英語力がほしい」と伝えます。
切実です。語学力はたくさんあってもお邪魔になりませんよ!Give me English skill!!

2011年5月15日日曜日

休息 (本日250日目~251日目)

 土日は同期隊員のMさんと思いっきり休息をとりました。プール→うたた寝→夕ご飯→おしゃべり→就寝→起床→朝ご飯→買いもの→散歩 などなどなど・・・。

 リフレッシュできました。

Test Packing(本日249日目)

 金曜日のこと。月曜日に一斉に行われるテストデリバリーに向けて、どのスペシャリストも一斉にパッキングを始めました。パラオは各学期末に統一テストがあります。それを作成するのがMOEの各教科のスペシャリスト達。テストのある教科と無い教科とあるのですが、今のところは英語、パラオ語、算数、社会がテストのある教科です。

 パッキングの様子を写真に収めたかったのですが、もともとテストが置いてあるTTC(会議室)も鍵を厳重にかけた中で作業をするので、写真も当然御法度。どことなくピリピリしたムードの中、無事パッキングは終わりました。

 月曜日にはバベルダオブ島にある学校に向けて西回りと東周りに分かれて公用車がデリバリーをします。コロール島にあるセントラルエリアの3校は各学校が取りに来ます。離島は2艘の公用船が北にあるカヤンゲル島、南にあるペリリュー島、アンガウル島に向けて一気に届けます。

 私はどの方向に向けてデリバリーを手伝うのか?月曜の朝が楽しみです。

タピオカ (本日248日目)



  木曜日のこと。先日買った調理済みタピオカ(ゆでたもの)が大量に余ったので「何か新作料理ができないかしら」とひらめいた私。早速朝5時30分に起き、2種類のタピオカ料理を作ってみました。

  向かって右が、タピオカフレンチフライ。つまり、フライドポテトのタピオカバージョン。サクッと揚げて、すぐに塩を振ります。揚げたては外はサクサク、中はもちもちで美味しいです。

  そしてその隣にあるのが「大学いも」ならぬ「大学タピオカ」。同じく揚げて、先日買った「謎の甘味料(現在は解明済み)」で和えたものです。

 微妙に大学いもと味が違うのですが、まあいいことにしました。

 で

 職場に持っていきました。恐る恐る口にするMOEのスタッフ。タピオカフレンチフライは全てなくなりましたが、「大学タピオカ」は若干残りました。

 やはりタピオカはパラオの人たちにとってもゆでたてが一番のようです。


追伸:「謎の甘味料」、わかりました。しっかり辞書にも載っていました。

molasses: 糖蜜のこと。

2011年5月11日水曜日

Open class for parents(本日247日目)



 ここのところ、週2日のペースで出張が続いています。今日は首都のマルキョク経由でアルモノグイ小学校へ参観に行きました。



 今日のOpen classは、なんと、パラオ初!!保護者向けのOpen classです。



日本では、「授業参観」として知られていますが、ここパラオではそれはないのだそうです。同僚のメラニーから保護者向けのOpen classの情報をもらったとき、「それって日本では一般的にやっているんですよ」と言ったところ、本気で驚いていたメラニーでした・・・・。



 で、そのメラニーと私、そして昨日配属になったばかりの社会科スペシャリスト、リンダの3人で行ったのでした。






 みてください、この写真。保護者も結構真剣になって解いています。そして、親に聞きに来る子ども。



「学校」というもの、「算数」というものを知ってもらうのに、理解してもらうのに、このOpen Classは必要だなあと感じました。






 今週はJICAボランティアのいないミューンス小学校でもOpen Classが成功したので、この追い風にのってOpen classを拡大させていきたいと考えています。

2011年5月10日火曜日

優しさ(本日246日目)

 お昼休みにPCショップへ行こうとした時のこと。先日お伝えした私のプリンターの修理が絶望的なため、意を決してPCショップに買いに行こうとしたのでした。
 てくてく歩道を歩いて行くと、まるで自分のいく先を遮るかのように一台の車が止まったのでした。

???

 ジェスチャーで「こっちに来なさい」と年配の女性。私から声をかけると「乗りさなーい!!暑いわよー!!」と、親切で車に乗せてくれようとしていたのでした。(注:実際の会話は英語です)
 最初は日本人観光客と思っていたようでしたが、にしても、一人で歩いていたので不思議に思っていたようです。(服装もまるで違います)「JICAボランティアとして教育省で働いているんです」と伝えると、納得したようでした。
 しかし、見ず知らずの人を車に乗せるという親切にだいふくくらら、感謝です。時には気をつけなければいけないのでしょうが、でもいつも警戒していては気持ちがぎすぎすしてきそうです。そんな気持ちはパラオには合わない。パラオ人のおおらかさにいつも感謝です。
 (でもプリンターはcanonのものがなく、あきらめました。hpは高かったです・・・)

2011年5月9日月曜日

あれから一年(本日245日目)

 あれから一年。入院してから一年。
駒ケ根訓練所でまだ訓練中だった時のこと。突如両足までしびれるような痛みに襲われ、救急車で病院へ。駒ケ根市では医師不足のため対応できず、高速に乗って隣の伊那市まで運ばれたのはもう一年も前のこと。自分では「疲れが出たかなあ」くらいにしか思っていなかったのですが、「お腹の中に腫瘍がある」とのことでそのまま5日間の入院になってしまったのでした。

 この時点で協力隊への参加は半ばあきらめていました。でも、結果は「3カ月の経過観察の後、派遣の可否を決める」というものでした。6月末にはなんと自然治癒してしまい、しばらくの復職の後、パラオへ。元気に過ごしていたのですが、また1月に再発。そして同月末には任期短縮帰国の推奨。JICAの判断もわからなくはありませんが、ここで帰国し復職しても、教員には定数法があるため、自分の復帰により誰かが契約終了になってもよくないため、ぎりぎりまでパラオで頑張ることを決めました。

 でも、相変わらず悩まされています、自分の病気には。毎日普通に出勤していますが、体調の波は激しいです。むしろ、MOEに出勤している方が精神的に落ち着いているかも。無理せず、帰国の見極めをしつつも、甘えずにいきたいと思います。

2011年5月8日日曜日

謎の甘味料(本日244日目)



 私は、普段白砂糖を使いません。使うとしたら、メープルシロップかはちみつ。日本にいた時は黒砂糖も使っていましたが・・・・。






 さて、冷蔵庫に入れていたメープルシロップを切らしてしまったのでスーパーに買いに行きました。「甘味料コーナー」には、メープルシロップ、バターシロップと呼ばれるホットケーキ(パンケーキ)用のシロップ、はちみつなどが並んでいました。



 しかし、どうしてもわからなかったのが、これ。写真に写っているものです。



ラベルを読んでも一体何なのか、わからない。でも、いろいろブランドがあって、「オーガニック」と書かれているものもあるので人工甘味料ではなさそう。メープルシロップが9ドルなのに対し、これは3ドルちょっとと、安価。もし買いものに失敗しても、3ドルなら痛くない。すごく気になる・・・・・。



 というわけで、購入してみました。ちょっと味見。味はいわゆる「黒蜜」です。あんみつやくずもちにかかっている黒蜜にとても近い。



 さっそく1ドルで購入したパラワンレモンと合わせてレモネードを大量に作りました。






 余談ですが、この後エイアンと言う集落に行ってきます。

2011年5月7日土曜日

ヒット教材(本日243日目)

 今日は土曜日。いつものように補習校に出かけました。(だいふくくららはボランティア教員をしています。)
 3時間目に父母総会があったため、児童生徒はその時間だけ合同授業。2チームに分かれてゲームをしました。で、面白かったのが低学年チームのアクティビティ。正確な名前は忘れてしまったのですが、歌の歌詞が取り札になっているかるたでした。公文式より発売されているかるたで、もちろん付属のCD付きです。
 これが実によくできている!!国語でのつけたい力と言うのはよく「聞くこと」「話すこと」「書くこと」と言われますが、忘れがちなのが「聞くこと」なのではないかと個人的には思っています。そこをうまくフォローしているのがこのCD!!前奏が以外と長く、しかもどの曲になってもほぼ一定の長さでした。前奏が長いから、みんな一生懸命になって聞く。
 すばらしい!よくできている教材です!!

ちなみに、曲目は、「春が来た」「ありさんおつかい」「りんごの森の子猫たち」「ロンドン橋」「お正月」「春の風」「うみ」などでした。

2011年5月6日金曜日

かみ合わない一日 (本日242日目)

 いつものようにMOEに出勤。一番に最初にやることはメールチェックなのですが、普段使っているメールが、受信できても送信できない。今日は、7校の校長先生にメールを送る仕事をしなくてはいけないのに・・・・・。
 しかも、書類をプリントアウトしたくてMOEのプリンターに一時的につないでいるのですが、それもアウト。
 仕事にならないじゃないの~

 仕方なく許可をもらってJICA隊員連絡室で仕事。そこからメールをし、書類をプリントアウトしてまたMOEに戻る。とても急ぐ仕事だったので、今日のお昼はスパムにぎりをひとつかじりながらの仕事。

※※※

 午後は、もともとミューンス小学校の先生がMOEに来ることになっていました。指導案を作り上げて持ってくる予定だったのですが…
 まだできていない(泣)しかも、私の机でバッテリーを頼りに続きを書き始めました。いろいろ言いたい気持ちを抑えつつ、今まで書きあがっているところに対して指導助言。

 最後まで出来上がったのでデータをもらおうと彼女のUSBを借りてコピーしようとしたところ、なんとウイルスに感染(大号泣)・・・・・警告文が私のラップトップ上に現れましたが、彼女は日本語を解さないので「?」という表情でした。

 今日はMOEの中で「ひとり暴動」を起こさなかった自分を褒めてあげたいと思います。

2011年5月5日木曜日

最近思うこと (本日241日目)

 最近、なんとなく「誓い」みたいなものを立ててみました。

・無理しない。痛いのを我慢しない。
・丁寧な食事を心がける。
・あまり冷房を使わない。
・早めに寝る。早く起きる。
・活動についても無理しない。自分のできる範囲で。自分で収められる範囲で。
・のんびりすることを大事にする。
・自分のまわりにいてくれる人に感謝。大切にする。
・泣きたいのを我慢しない。家で思いっきり泣く。
・笑う時間を増やす。

こんなところです。実は、昨日、「自分の活動日数の折り返し地点」と早合点していたのです。なので、こんな気持ちになったのですが。
私の活動日数は560日。なので、あと40日後が「折り返し地点」です。

2011年5月4日水曜日

お墓参り(本日240日目)

 今日の午前中のこと。隣のデスクのパラオ語スペシャリスト、セリナから声をかけられました。
「私の主人のお墓ができあがったの。あなたのカメラでぜひ写真を撮ってほしいの」
「いいですよ。いつ行きましょうか?」と、てっきり勤務後に行くのかと思っていたら、「今でも大丈夫!」と彼女。車に乗って、墓地へと向かいました。

 セリナのご主人が亡くなったのはたしか先月だったか。しばらく出勤できず、心配していましたが、セリナはまた職場に復帰することができました。

 車の中でセリナからいろいろな話を聞きました。自分はアンガウル出身であること。アンガウルのベビーシャワー(第一子が生まれた時のパラオ独自の伝統的なお祝い)はとてもユニークで、ペリリューともカヤンゲルともホントウ(←パラオ語で「本島」の意)とも違うこと、そして7月には初孫が誕生する予定であること・・・・など。

 墓地に着いた時、セリナは泣きだすかと思っていましたが、落ち着いていて、お墓を優しくなでていました。ご主人への深い愛情を感じたひと時でした。

 さて、何故我々が勤務時間中に行ったのか?実はパラオ、勤務時間は一応オフィシャルにあるものの、厳密ではありません。勤務中に銀行、子どもの世話、出迎え、祖父母の世話、その他の理由でstep out(ちょっと外に出ること)は、しょっちゅうです。むしろ、勤務中だから、と断ってしまう方が人間関係をダメにする可能性高いです。最初はこの慣習になれずにいらいらしていた私でしたが、最近は
「まあパラオの文化だし」と認められるようになりました。

もちろん、仕事の量は減りませんよ!

2011年5月3日火曜日

いまだに入院(本日239日目)

 いまだに入院。私のプリンターが。かなり重症らしく、部品を日本から取り寄せなくてはならないらしいです。しかも、それをしたら新品が一台買えるらしい。

 あーあ・・・。

Melekeok elementary school observation(本日238日目)

 月曜日のこと。朝起きたら7時過ぎ。思いっきり寝坊。「まずい!」と思った瞬間、反射的に服に着替え、支度をし、MOEへと向かっただいふくくららでした。当然、朝食抜き。最低。
 しかも、「今からマルキョク小学校に行くからね」と声をかけられ、あれよあれよという間にマルキョクへと向かったのでした。

 同僚メラニーも寝坊してあわてていたらしく、何故か視察の時の評価シートとトイレットペーパーだけを持って車に乗ったのでした・・・・。

 さて、今回の成果。だいふくくらら、8月中旬に1週間泊まり込みでマルキョク小学校で算数指導のデモンストレーションと視察、そしてフィードバック、授業公開の準備をすることになりました。そして、その翌々週には授業公開。

 Giant step and big challengeです。

 

Europian Union Film Festival(本日237日目)



 日曜日のこと。「Europian Union Filim Festival」というイベントに行ってきました。4月28日から4日間連続で行われていたこのイベントも今日が最終日です。



 実はパラオ、映画館がありません。なので、このイベントは、思う存分に大きなスクリーンで映画を楽しめるひと時でもあります。



 場所は、コロール州政府のメインロビー。今回の映画はスイスのコメディタッチの映画。結構笑えました。






そして、何より感動したのは、ただ映画を見るだけでなく、「映画を見ている自分」を誰もが楽しんでいること。甘い香りのポップコーンの匂い、静かにフライヤーをながめる人、そしてじわじわ感じるワクワク感。






楽しかった!