2010年10月31日日曜日

休日そして国際電話 (本日56日目)

 今日は日曜日。昨日もそうだったのですが、どうも体調が良くない。日本にいるときから休日になるとがくっとコンディションが落ちる、というのはよくあったのですが、こちらパラオに来てその傾向がより顕著になったような気がします。もちろん女性なので他の理由もあるのかもしれませんが・・・「更年期障害」のこともちょっと頭の片隅に置かないといけない年齢だし。くくー、泣ける・・・。

 昨日も不時着したゼロ戦を見に行くのを楽しみにしていたのに、出発5分前になって「勇気ある撤退」をしただいふくくららです(泣)太田胃散と正露丸が私の気持ちに「無理するな」とささやいたのでした・・・。ほんとうにごめんなさい、K宮さん(仮名)。一緒に行きたかったです。

 さて、今日もダイビング講習を受けに行く予定でしたが、無理をせずキャンセルし、ちょっと散歩をしては自宅で休んだりしていました。そんな中、ふと思い立って実家に国際電話をしてみました。
 電話に出たのは父の方でした。母は、沖縄にダイビングに行っていて不在とのこと。父と他愛のない話をしつつ、そんな中、父にこう言われたのでした。

 「しかしホントおまええらいよなあ」

あまり子どものことを褒める父ではなかったので正直おどろきましたが、でもいくつになっても褒められるのは嬉しいことです。また、いつか両親揃ってパラオに来たいとのこと。両親の来パ、楽しみにしているだいふくくららです。そして、国際電話。私のストレス解消法の一つです♪

2010年10月30日土曜日

月間写真賞(10月分) (本日55日目)

 私のお気に入りカフェ"Rue"で撮ったものです。3人ともオーダーしたのはかき氷でしたが、同期隊員のMさんのだけは何故か後光がさしています。光輝く彼女の笑顔と、光輝く彼女のかき氷。掲載許可は事後承諾になりますが、何卒よろしくお願いいたします。
 そして、この写真を撮影した先輩隊員のぺりこさん(仮名)には記念品として後日キムチ一缶が送られます。レターボックスの中に入れておきますので後で受け取ってくださいね。

 11月の月間写真賞に向けて写真、募集しています!!

算数部会(本日54日目)

 昨日のこと。算数部会がありました。そのため、今日はMOEの方を一日お休みさせてもらいました。
算数部会とは、月に1回、青年海外協力隊そしてシニア海外ボランティアの算数教育で活動している人たちが集まって、いろいろな話し合いをする場です。
 だいふくくららはMOE所属なので、実際に小学校に行って授業をすることはありません。なので、現場で起きている問題を拾うには、この算数部会は欠かせないものなのです。
 また、算数隊員がMOEの情報を拾うのも算数部会で。相互の情報交換をするのに有用な場です。

もうひとつ、算数部会の利点。それは、「100%日本語でOK」な点です(笑)

2010年10月28日木曜日

ミューンス小学校 observation(本日53日目)

 昨日、今日とミューンス小学校のobservationに行ってきました。ここ、ミューンス小学校は、我が家から一番近い学校。でも、どこにあるのかを知らなかった私・・・。

 とてもいいところにあるじゃないですか!!オーシャンビューだしね。
と、余談はさておき、早速私を含め4人の算数スペシャリストで算数・数学の視察を始めました。

実におもしろい!特におもしろかったのが8th Grade(日本でいえば中学2年生。パラオに中学校はなく、8th Gradeまで小学校で学びます)の算数(数学)。

 このFormula(公式)を使った問題です。

m ÷g= mpg

さて、何を表す公式でしょう?ちなみにmpgはmiles per gallonの略です。
車好きの人なら「!」と来たと思います。miles per gallonとは1ガロンのガソリンで何マイル走ることができるか、つまり「燃費」を表す公式なのです。

これはたしか日本では公式としては学習しないんじゃなかったかなあ?でも、こちらでは生きていくのに大事な公式。車は必須。実はパラオ、公共交通機関は島と島とをつなぐステートボートくらいしかないのです。

2010年10月27日水曜日

パラオの中の日本 その3(本日52日目)

 昨夜から今日にかけて気が付いたら10時間眠っておりました。なんか身体がだるいですが元気です。
 さて、この写真、「金沢で撮りました」と言ってもおかしくないでしょ?
 でもこれはパラオ高校の門の一部です。一体いつ作られたものなのか???
 誰か知っている人、だいふくくららまでご連絡ください。お礼にキムチ一缶くらいならさし上げられると思います。

2010年10月26日火曜日

個別観察 (本日51日目)

 今日は午前中、本島(バベルダオブ島)の北部にある、ガラルド小学校まで行ってきました。目的は「子どもの発達検査」。校長から私に検査をしてもらえるようリクエストがあったのです。「発達検査」というと物々しいですが、要は日本でも就学前にやる、知的な発達の面での検査です。と言っても、子どもにとっては遊んでもらっている、という感じですが…
 今日の日を迎えるまで緊張の連続でした。まず、検査項目の英訳。誤解を生まないようにと、ボランティアコーディネータにもチェックをかけていただきました。そして、検査道具の準備。特に特殊なものはいらないのですが、でも一つでも足りないと正確な検査はできません。
 その他、検査結果の説明で誤解されないように説明するにはどうしたらよいか?個人情報の保護はどうすればよいか?などなど考えていたら・・・昨夜は緊張のあまり食事ものどを通らず、そしてほとんど眠れず、という状態でした(泣)
でも
いざ検査に突入したら・・・・子どもの顔を見たらホッとしたのか、あそこまで緊張していたこともすっかり忘れ、リラックスして検査をすることができました。この検査、パラオでも使える!と実感できたのが一番の収穫でした。 これ、パラオ初の試みだったみたいなんですが、それをやり遂げた今、ちょっと協力隊活動に自信が持てた私です。
MOEに戻ってからは、緊張の糸が切れ、とにかく眠くて眠くて・・・今日は早めに寝ます。

2010年10月25日月曜日

祝!!50日目(本日50日目)

 今日はこちらパラオは祝日。のんびり過ごしています。午前中、洗濯物を干すのを手伝ったら、隊員連絡室へ行き、昨日見ることのできなかったメールに返信をし、すこしネットサーフィンをして、そして、他の隊員たちとお昼を食べにレストランへ。積もる話もいろいろあり、楽しく過ごしたら、また連絡室へ戻ってメールの続き。

 インターネットについては日本での環境と大きく異なり、だいふくくららの場合は自宅でも職場でもネットを使うことはできません。なので、休日に連絡室へ。

 こういう過ごし方も好きです。今日でこちらに来てちょうど50日目。あと残り510日。

海へ(本日49日目)


 昨日、日曜日のことです。

念願かなってやっと海の中に入れることになりました!スクーバ・ダイビングのライセンス取得のためです。場所はPPR(パラオ・パシフィック・リゾート)内のビーチ。参加者は私一人だったのでマンツーマンでの指導をしていただきました。(写真はPPRビーチです。)


 最初は何をやるにしても緊張の連続で、ときに緊張のあまり、息を吸いすぎてしまい気分が悪くなることもあったのですが、そこはインストラクター、うまく休憩を入れてくれ、無事にスキルの学習は終わりました。

 色とりどりの魚たちにも会え、大満足の講習でしたが、帰宅後、相当に緊張していたのか、すぐにベッドに直行、3~4時間ほど熟睡してしまいました・・・・(そして夜中眠れなくなってしまったのですが。)

 来週の日曜、いよいよテストです。

2010年10月23日土曜日

パラオの中の日本 その2(本日48日目)

  これは、パラオの最北端にある離島、カヤンゲル島で出張時にとったもの。かすれ具合が歴史を物語っているように見えても、これはつい十数年前のこと。いや、そんなに経っていないかもしれない。
 これも、パラオの中の日本、日本の国際協力の証。

2010年10月22日金曜日

パラオの中の日本 その1(本日47日目)


 ここ、北緯7度の国、パラオ。日本の神戸からまっすぐ3000キロ南下するとパラオに到着!これだけ離れていても、パラオには今も「日本」を感じさせるものがたくさんあります。世界的に有名な「すし」や「てんぷら」、「カラオケ」だけではなく、そしてパラオ語になった日本語だけでもなく・・・・

 今日から数回に分けてたま~にご紹介します。

 まず、1回目。これは以前にもブログに載せた写真ですが、バベルオダブ島(本島)北部にあるガラルド小学校でこれを見つけた時は腰をぬかしそうになりました。写真をよく見てみると、


 昭和三年九月


と書いてあるではないですか!!きっと、ここパラオでよく言われる「ジャパンタイム」のことですよね。

ジャパンタイム。日本統治時代のこと。1911年から1944年までのことを指します。なので、こちらパラオでもこの時代に日本語を学んだ人は今もパラオ人であっても第一言語が日本語と言うかた、いらっしゃいます。でも、この「高松宮御来島記念」・・・・昔のことですから、きっと何日もかけてパラオに来たのでしょうね。すごい・・・。

2010年10月21日木曜日

The meeting for special Ed.の実際(本日46日目)

昨日の話です。Math meeting for special Ed.という会議に参加しました。「特別支援教育のための算数ミーティング」です。参加者は、MOE(教育省)の算数スペシャリスト2名、特別支援教育スペシャリスト4名、私の計7名です。日本人はだいふくくららのみ、あとのスペシャリストは全員パラオ人です。

 最初は英語ではじまった会議。しかし、ものの数十秒で見事パラオ語に変わってしまいました。だいふくくららはパラオ語がわからないので、パラオ語の中に混じる英単語を拾うのに必死でした。

で、

"Daifuku-Clara,what do you think?"

いきなり英語で聞かないでー!!びっくりするじゃないのー!!!
今まで何話しているのかわからないのにー!!いきなり聞かれてもー!!!

と、英語で叫ぶことができたらどんなにすっきりすることか・・・これらの言葉はマリアナ海溝の底深くに閉じ込めることとしました。
ところが、会議とは不思議なもので私も意見を求められたらそれなりに英語で伝えることができるようになってきました。もちろん、パラオ語で話している部分のサマリーは必要なのですが…

「言語の壁」とはしばらくお付き合いすることになりそうです・・・・・

2010年10月20日水曜日

疲労と希望 (本日45日目)

 パラオに来てから今日で45日目。ここまであっという間でした。最初のうちはとにかく体調管理が大変で、1週間はJICAから訓練中に支給された薬をのんで活動をしていただいふくくららです。今も、気温の急激な変化や、館内の冷房でたま~に体調を崩す時があるものの、短時間ですっきり回復!ずいぶんパラオに慣れてきたなあ、と感じるこの頃です。

今は、自分自身を冷静に観察する余裕も出てきたのか、私自身がどの部分で今疲れており、これからのパラオ暮らしにどんな希望を抱いているのかが分かってきました。
まず、「疲れている」部分。ここのところ、"I'm not tired, but my brain is tireing."という言葉をよく口にします。つまり、「私は疲れていないけど、私の脳が疲れている」ということ。今の私の言語環境はパラオ語5%、日本語10%、英語85%だと思っています。もちろんだいふくくららの第一言語は日本語なので、英語でコミュニケーションをとるというのはまだまだ至難の業です。ここのところ、やっとステイ先のママさんとほぼパーフェクトにコミュニケーションをとれるようになってきたところです。
 でも、この「疲れ」は、言語に慣れるしかないですよね・・・・・

お次は「希望」の部分。今までは休日と言うと、とにかく体調を整えることに徹していたのですが、ちょっと気持ちの余裕も出てきました。というわけで、これから挑戦してみたいことは、
・スキューバダイビングのライセンス取得
・自転車でバベルダオブ島一周
・ペリリュー島、カヤンゲル島、アンガウル島への私的旅行(特にペリリューは戦跡めぐり)
・任国外旅行として、ミクロネシアのジープ島、フィジー、ソロモンへ行くこと(もちろん任国で活動している同期隊員に会いに行きますよ!)
・ヨガを続けること

です。ちょっと欲張りすぎ?!

2010年10月19日火曜日

コロール小学校 視察(本日44日目)

 今日は午前中、MOEには行かずに直接近所のコロール小学校に行きました。目的はつい最近配属になった新隊員のフォローアップ。
 2人で授業を参観し、その後は新隊員のSさんとフィードバックをしています。お互いに授業の良かった点、「自分ならこうする」と思った点、いろいろ話すのですが、これがまた自分自身のいい勉強になっているなあ、と感じます。
 長年教員をやっていると頭も固くなります。それを柔らかくしてくれるのが新卒の若き隊員。まだ若いぶん、スキルやテクニックに乏しいところをフォローするのがだいふくくらら。
 フォローと言っても、「教育」は目に見えないものなので私自身も試行錯誤の日々ですが・・・・

 なにはともあれ、視察の時間は充実した時間です。Sさん、これかもよろしくお願いします。

2010年10月18日月曜日

アイライ小学校 Open Class (本日43日目)


 今日はアイライ小学校のOpen Class(公開授業)。パラオの国際的玄関口、アイライ州にある学校です。同期隊員のKさん、そして彼のカウンターパートのM先生の頑張りが見られた授業でした。
 そして、子どもたち。本当によく頑張った!!何しろ、他の学校からも大勢の人が見に来ていたし、しかも(子どもたちから見れば)わけのわからん日本人まで見に来ているし(←それって私。)
 最後の研究協議も盛り上がりました。なぜこの単元が必要なのか?メインポイントは何か?なぜ公開授業が必要なのか?そんなことを熱く議論しました。日本では基本と思われることであってもこちらパラオではCutting Edge(最先端)だったりもします。こうして技術移転をするのが今の私の役割です。
 すべてが終わってから、今日授業をしてくださったM先生にこう伝えました。
"I also had a lot of experience to have open class in Japan, so I understand that is very hard to prepare for open class. But today was very good! your open class is good! So please have open class again,please show us your open class. I really want to visit Airai elementary school again as open class.
(私もまた日本でたくさんの公開授業を経験してきているのでその準備の大変さはよくわかります。でも、今日のは良かったです!今日の公開授業はとてもよかったです!なので、また公開授業をやってください。私たちにまたあなたの授業を見せてください。またアイライ小学校に公開授業として訪問したいです)

M先生はにっこりと笑ってくださいました。また楽しい授業、見せてくださいね!楽しみにしています。そしてKさん、いつもお世話になっています。お疲れ様でした。Mさんのアルモノグイ小学校授業公開も終わったことだし、ぜひいつか同期会しましょうね!いろいろなこと、語り合いましょうね!!

2010年10月17日日曜日

パラオの食事情その5(本日42日目)

 さて、今日は「食事の量」についてです。パラオの食事の量はとにかく多い!多すぎる!!だいふくくらら、ここ最近よく使う英語は"Not I don't eat, just I can't eat.I CANNOT eat."(私は食べないのではなくて「食べられない」んです)というフレーズです。
でも、これを言っても

"Hahaha.... this is PALAU."(わはは、でもここはパラオだよ)

と言葉を返されてしまうのが辛いところです。パラオ人は本当によく食べます。これは、大洋州のどの国も似たカルチャーなのですが、「太っている」のが美しく、豊かな象徴であることに由来しています。だいふくくららも決して痩せているわけではないのに、こちらの国ではよく「スキニー(痩せている)」か「スモール(小柄)」と言われます・・・。

先日、カヤンゲル島に出張に行った時のこと。あるMOEの女性スタッフは「私は毎食3カップのお米を食べている」と話してくれました。これって3合以上のご飯ですよね?!(こちらのカップは200ml単位なので。)

 一食に3合。無理。絶対無理。

他のスタッフは朝ご飯にインスタントラーメン、そしてその上に缶詰のソーセージを一缶のせて完食していました。これも私には無理。

 というわけで、だいふくくらら、パラオ人のみんなと一緒にご飯をするときはI'm okey, it's inough(大丈夫!これで十分!!)というのを言いまくって食べています。ご飯を残すのも好きではないのでとにかくこのフレーズをいいまくるか、あるいは外食の時には先に主食を半分にしてもらってオーダーするかの工夫をしています。

2010年10月16日土曜日

パラオの食事情その4(本日41日目)


 今日はパラオの給食についてです。この写真はペリリュー小学校で撮ったものです。パラオの公立小は一応全校給食がありますが、献立は日本のものとはずいぶん違います。

 ごはんにおかず一品に水。このおかずでは「きゅうりとツナのサラダ」ですが、こうして野菜が出ることもめずらしいのだそうです。普段はチキンやスパム一枚など・・・・この「ごはんにおかず一品」ですが、これはパラオの一般家庭の食卓そのもの。その影響もあるのでしょう。

 でも、見てください、この笑顔!!みんなで食べるごはんは美味しいです♪

2010年10月15日金曜日

パラオの食事情その3(本日40日目)

 今日はパラオの外食についてです。もちろん美味しいお店はいろいろあるのですが、日本の銀座や渋谷、新宿のように「今日はここでランチ♪」「今日はここでディナー♪」というのは正直、期待できません。
 
 実はパラオ、外食の文化がなく、パラオ人はもっぱら自宅での食事です。また、一日に三食規則正しく食べる、という習慣もありません。食べたい人が多めに食事を作って食べたい時間に食べる。これがパラワンスタイルのようです。

 で、外食に話をもどすと、外食は基本的には観光客のためのもの、という感じです。なので、もともと2006年まで首都だったここコロールにはハンバーガーショップや日本料理店、インド料理店、朝鮮料理店、台湾料理店などがちょこっとありますが、アイライ州にある空港内のショップを除いて他の地域では、外食できるところは皆無に近いです。しかも、パラオには「住所」というものがありません。これは、郵便配達事業が無いためだとも思うのですが、それゆえ、ツーリストも外食をしたければ住所を聞いて探し出すということもできず、地元の人に聞いてレストランに入る、という感じです。(余談ですが、郵便物はすべて私書箱に入れられます。)

 だいふくくらら、日本ではカフェめぐりが好きだったのですが、こちらコロールでは素敵なカフェに今後めぐりあえるのか?せめてひとつは「お気に入り」を見つけたいと思っています。

2010年10月14日木曜日

パラオの食事情その2(本日39日目)


 先日の「パラオの食事情(その1)」で魚を紹介しましましたが、もうひとつ、ふんだんにあるのが「イモ類」。タピオカ、タロイモ、スイートポテト(さつまいも)など、その種類は日本と大きく異なります。たしかにこちらの国でじゃがいも、山芋、サトイモは見ない・・・・
 で、
こちらの写真。いもです。いも。手前に写っているのがタピオカを蒸したもの、後ろに写っている葉っぱみたいなものに包まれているものもタピオカを蒸したものです。でも、後ろのものはすりおろしてから蒸してあり、ちょうど日本で言うところの「ちまき」みたいな感覚です。
この「タピオカちまき」、私は大好きなのですが、主食として食べるべきか、それともコンデンスミルクなんぞをつけておやつとして食べるべきか?!悩むところです。

2010年10月13日水曜日

パラオの食事情その1(本日38日目)

  
何回かに分けて、いろいろな切り口でパラオの食事情を紹介します。
まずはこの写真から。これ、実は私のステイ先のキッチンです。手前のぐにゃぐにゃした物体は巨大なシャコ貝。あとは、いろとりどりの魚。これ、全部食用です。
というわけで、我が家の場合、魚・貝などの海の幸は基本的には買うということをしません。「釣る」か「獲る」です。その他にも買わないものとして、バナナ(「採る」か「もらう」)、ココナッツ(「もらう」)、タロイモ(「運が良ければもらう」)が挙げられます。ちなみに、このくらい大量に魚がとれると、大体1時間後くらいにHey,Daifuku-clara!SASHIMI!!!と声をかけてもらえます♪

2010年10月12日火曜日

The meeting for special Ed.(本日37日目)

 今日、突然ミーティングに呼び出されました。「スペシャルエイドのためのミーティング」というものです。
この「スペシャルエイド」は、日本でいうところの「特別支援学級」です。そのサポートのためのミーティングでした。
 だいふくくらら、8月まで特別支援学校で働いていたので、気合いを入れて教育技術用語辞典、障害種別の専門書、指導技術書を抱えて会議室に行ったのですが・・・・

  う~ん、英語とパラオ語のミックスでようわからん(恥)

ときどき、私のカウンターパートナーであるハドリーンが英語に通訳してくれました。
ミーティングが終わってから、「今度はスペシャルエイドのための算数ミーティングがあるから、ぜひ指導技術などをシェアしたい」とハドリーン。
よっしゃー!!まずはプレゼンのための資料作り。その前に「日本の特別支援教育とパラオの特別支援教育の違い」を二人の算数スペシャリストに取材して探りました。すると・・・

言葉は同じ「特別支援教育」であっても、その概念は大きく違うことがわかりました。
日本の「特別支援教育」の最終的に目指すところは「自立」であり、「就労」なのですが、パラオの「特別支援教育」の究極の目標は「レギュラークラス(普通学級)に追いつく」ことなんですね。となると、「教科・領域」の考え方も大きく異なります。(←やや専門的な話で申し訳ない。)

大きな気付きを得た時間でした。次のミーティングは20日。資料つくり、頑張ります!!!

2010年10月11日月曜日

The delivery day (本日36日目)

 久しぶりのMOE。まずは近所のコロール小学校に行ってから校長と副校長に挨拶をし、そのあとMOEへ。
 ところが、誰もいない!!
 実は今日は「デリバリーデイ」と言って、明日から3日間にわたって行われる全国一斉学力テストを配送するための日なのです。
 こちらの国は郵便局がコロールにひとつあるだけで、国内郵便と言うのはあまり一般的ではありません。なので、宅配便よろしくMOEスタッフが作った学力テストを自ら配送するのだそうです。離島の学校は事前に船で送ります。

 今日は一人さびしくこの前視察した学校の報告書を書いていただいふくくららなのでした。

Bread,love and dream(本日35日目)

 日曜日のこと。毎度毎度日曜日はママさんと一緒に韓流ドラマにはまっている私。今、まさにはまっているのが"Bread,love and dream"というドラマ。ハングルのタイトルは読めないのでよくわからないのですが、英題は上記のとおり。今はまだ日本では見られないらしく、海外向けに放送されています。
 海外に住む日本人からは「製パン王 キム・タック」と呼ばれているこのドラマ、人間関係も複雑、展開もスピード感あり、そして何よりも役者陣の演技のうまさ!
 先日、ママさんは感動の場面で本気で涙を流していました・・・・・

 実は

 日本に住む私の母も「春のワルツ」という韓流ドラマにはまっており、暇さえあれば見ていました。複雑な人間関係を説明したがるのも同じ、どれだけこのドラマが素晴らしいかを力説するのも同じ。

 韓流ドラマは世界を救うか?!

パラオ日本語補習学校のそのあとで(本日34日目)

 10月9日、土曜日のこと。
 だいふくくららは、毎週土曜日にパラオ日本語補習学校というところで教員ボランティアをしています。今、とある大学から研究員の方が来ており、「多文化共生」も専門にしていらっしゃるとのことで、児童下校後、教員を対象にワークショップを開いてくださいました。
 これが実に実のあるワークショップで、今まで抱えていた「もやもや」がすっとなくなりました。「教育」は、目には見えないものなので、その道のりの途中で第三者が振り返らせてくれること、これが重要なんですね、きっと。
 
 ワークショップが終わってからは、研究員の方と大使館職員のTさん、私の3人でお茶をしに行きました。この3人の共通事項は「外務省本省で働いた経験がある」ということ。パラオの話、教育の話もさることながら、「外務省でどれだけ働いたか」というところで結構盛り上がりました。3人とも一時的に殺人的な仕事をこなしていることが分かりました・・・・・

 よかった、お互い無事で・・・・

2010年10月8日金曜日

更新情報

 過去のブログに数点、写真をアップしました。さささっと見ていただけると嬉しいです。

パラオ語訓練終了!(本日33日目)

Ungil kebesengei!

Angklek a Daifuku-clara. Ak chad ra Siabal.
Ak mo kiei ra blil a governer Akiko Sugiyama.
Ak mo oureor ra MOE el mo olngeseu a tekoi er ochur.
E soak a yoga.
Kom kmal mesulang!!

(日本語訳)
こんばんは!

私の名前はだいふくくららです。日本から来ました。
州知事のスギヤマアキコ氏の家に住んでいます。
算数教育をサポートするためにMOE(教育省)で働いています。
ヨガが好きです。
みなさんありがとうございました!


というわけで無事30時間のパラオ語訓練終了しました!またMOEに復帰です♪

2010年10月7日木曜日

第2回 パラオ語クイズ大会(最終回)(本日32日目)


 以下のパラオ語を日本語に訳してください。


1.nangasode

2.zori

3.tsiotsio

4.tsitsibando

5.kutsibeni


ここで、今回はヒントです。( )内に読み方を書きました。


1.nangasode(ながそで)

2.zori(ぞうり)

3.tsiotsio(ちょうちょう)

4.tsitsibando(ちちばんど)

5.kutsibeni(くちべに)


正解は、1.長袖シャツ、2.サンダル、3.髪留め(こちらでは蝶々の形に似ている髪留めが一般的)

4.ブラジャー、5.口紅    でした。


しかし


パラオ語になった日本語って、どことなく「ALWAYS 三丁目の夕日」テイストがあるような・・・・


(写真はカヤンゲル島で撮ったもの。本文とは関係ありません)


2010年10月6日水曜日

第1回パラオ語クイズ大会(本日31日目)


 だいふくくらら、今週はパラオ語訓練に励んでおります。




 ここで「第1回パラオ語クイズ大会」!!!

以下のパラオ語(単語)を日本語に訳してください。

1.manaita

2.tensio

3.biiru

4.kanadarai

5.dengwa












正解は1.まな板、2.天井、3.ビール、4.金だらい、5.電話   でした。今日習いました。
(写真はカヤンゲル島に出張に行った時のものです。本文とは関係ありません)

2010年10月5日火曜日

月間写真賞(9月分)(本日30日目)

  こちらパラオに来てから今日で1カ月。よく頑張った!
 
 これは、ペリリュー島のペリリュー小学校へ出張に行った時の写真です。ダイイン・・・ではなく、酔い止め薬の効きすぎで、研究協議が始まるまで爆睡している私と、カメラ目線の同期隊員、Mさんです。両足の開き具合から、だいふくくららの背骨が少し歪んでいるのが窺えます。第1回月間写真賞はちょっとシュールなものを選んでみました♪




2010年10月4日月曜日

パラオ語訓練(本日29日)

 今日からパラオ語訓練が始まりました。そのため、MOEへの出勤は1週間ほどお休み。
英語も完璧じゃないのに・・・・
その上他の言語・・・・・・

想像以上に難しく、派遣前に抱いていた野望「旅の指差し会話帳~パラオ語」を出版する夢は瞬時に珊瑚礁の海へと消えていきました・・・・

一週間がんばります(涙をぬぐい、最敬礼)

2010年10月3日日曜日

ベラウフェアと週末(本日26日~28日)




 今回もまとめて更新です♪

 10月1日(金)(本日26日目)
 Happy birthday,Palau!
 今日は、パラオの独立記念日。祝日ですが、中心都市コロールの広場ではベラウフェアが開催されました。
 私は当然のことながらJICAブースの担当。他の隊員、シニアボランティアと「チーム折り紙」を結成し、折り紙コーナーを担当しました。最初は他の催し物として、「もちつき」もやる予定だったのですが、保健省の許可が下りず、あえなくJICAブースの目玉は消え去ったのでした・・・
 でも
折り紙人気もなかなかのもの。人が途切れない!!きっと、一枚の紙がいろいろなものの形になるから面白いのでしょうね。
 他のブースも高校のブースあり、各州のブースあり、で民族色豊かで楽しかったです。

 10月2日(土)(本日27日目)
 今日もベラウフェア2日目ですが、JICAブースはクローズ。算数部会の後、夜は所長さんや私がペアを組んでいるSVのHさん、同期隊員のMさん、そして最近派遣されてきた22年度2次隊のみなさんとカフェで食事をしました。
 所長さんはパラオに来る前、JICAブータン事務所で5年間仕事をされていた方。以前からブータンという国に興味があったのでこういった話せる時間にブータンの話を聞かせてもらうのは大好きです。

 いつかブータンにも行ければいいのですが・・・(もちろん最初は旅行で。それとも一挙にSVをめざすか?!)

 10月3日(日)
 先週はかなりのハードスケジュールだったので今日は休みたいところ。
しかし、
 先週は出張続きだったため、紙仕事が山のように!しかも明日からはパラオ語の訓練でMOEに行かれず・・・・そのため、現在隊員事務所にこもっています♪

2010年10月2日土曜日

出張フェスティバル(本日23日目~25日目)

 うーん、本来なら一日ずつアップしたいところなのですが・・・・だいふくくらら、自宅ではインターネットができず、職場では休憩時間にやろうとしても常にビジー状態で結局つながらず・・・こうして協力隊隊員連絡所でないと更新ができない状態です(泣)

 では、今週の出張フェスティバル、一挙に更新です!



9月28日(火)(本日23日目)

 アルモノグイ小学校の授業公開のため、お昼前にMOEを出発。出発前に同じ職場のSV(シニア海外ボランティア)のHさんがいなりずしやキュウリの浅漬けなど、日本食をふるまってくれた。とてもおいしい!他のパラオ人スタッフも「日本食大好き♪」と喜んでいた。

 そして、アルモノグイ小学校に行ったところ・・・・なんとパラワンフード(パラオ食)のごちそうがズラリ!!タロイモやロブスター、珍しい魚など、パーティーのように並んでいてびっくり!校長曰く、「トクベツ オキャク」とのこと。この「トクベツ オキャク」は、なんとパラオ語。「トクベツ」は「特別」、「オキャク」は「お客さん」の意味です。つまり、「あなた方はMOE(教育省)から来ており、特別なお客さんなのでこのようなお食事を用意しました」とのこと。
 ありがたい半面、こちらは仕事できているので申し訳ないような・・・・

 授業の方は、担当教員の努力の跡が随所に見られ、「エクセレント」の一言につきる授業でした。そして、そしてそれは同時にこの学校に入っている同期隊員のMさんの尽力の賜物。彼女にも敬意を表したい、という思うだいふくくららでした。

9月29日(水)、30日(木)(本日24日目、25日目)
 
 いざ、カヤンゲル島へ!今日から1泊2日でカヤンゲル島にあるJFK小学校の視察。6時30分に船は出発。ペリリュー島への出張ですでに免疫はついたのか、そんなに揺れを気にせず、船は無事カヤンゲル島へ到着!
 
 JFK小学校は全校児童数10人。でも、それに比べて教員の数は非常に多い。同行のHさんと「手厚いね~」と話す。Peace Coap.(ピース・コー、平和部隊と日本語では呼ばれる。いわゆるアメリカ版JICA)のスタッフも一人いるし。児童はとても穏やかでフレンドリー。先生も教材をつかって工夫して授業をしている。しかも複式学級で。複式って授業の展開が難しいんだよねえ・・・・

 夜、地元の人と話す。
 
 「JICAと離婚してカヤンゲル島の人と結婚したらいいよ」
 ・・・・・・・・それってかなり無理あるんですけど・・・・・・

 宿泊は「バイ」と呼ばれる施設。実は、カヤンゲル島にホテルはないので民家に止めてもらうかこの「バイ」に泊まるしかない。「バイ」は日本でいうところのバンガロー、かな?正直、あまり快適ではないんだけど・・・
 
 翌日は午前中ちょこっと授業を見せてもらってからコロールへ戻る。
今週はガラウド→アルモノグイ→カヤンゲルとハードスケジュールでしたが、なんとか乗り切れました。
またひとつ、自分に自信がつき、自由になれた気がします。