2011年7月31日日曜日

月間写真賞(7月分)(本日328日目)

これ。中央に移っているダイス。二重構造になっていて、面白い。算数の授業で盛り上がりそう。体育でも使えそうな気がする。
これの巨大版がほしいな。両手で持たないと投げられないくらいの。

久々にコロール散歩、そして再会を願って(本日327日目)

Prisoners Gift Shop.ここは刑務所ギフトショップ。受刑者が作っています。家の近所にあります。



 マンタ(大きなエイ)の形をしたストーリーボード。パラオ特有のものらしいです。





 こちらもストーリーボード。このストーリーボード、パラオ語ではなんと「イタボリ」と言います。由来は「板彫り」。日本統治時代かな?日本人により技術が紹介されたのだそうです。






昨日のこと。ここしばらくフリーな時間はミクロネシアから休暇でパラオに旅行に来た隊員たちと行動を共にしています。この日は、刑務所ギフトショップ、アサヒフィールド(野球場)近くにある旧日本軍戦車と貯水槽、ベラウナショナルミュージアムを案内しました。自分にとっても久しぶりのコロール散歩です。ただ、やはり日差しが強い!






午後もいろいろおしゃべりをし、そして夜は最後にみんなで飲み会。この日の夜、ミクロ隊は全員パラオを後にしました。



 不思議なことに今までずっと一緒にいたからなのか、別れるときは本当に寂しいです。きっと再会を励みにして活動を頑張っているところもあるからなのかもしれません。



 「縁ある人とはまた会えるから」と、これは私とミクロネシアの同期隊員のT君の共通意見。お互い任期満了まであと7カ月ちょっと。任期中にまたいつかみんなと会いたいものです。
 

Singapore math work shop 3日目(本日326日目)

 この日の午前中に大急ぎで作ったPPT(パワーポイント)をもとにプレゼン。今回はやたら緊張することもなく、楽しくプレゼンをさせていただきました。



「折り紙で1/2を作ろう」「折り紙で1/3を作ろう」「(計算でなく)折り紙で1/2-1/3を表現しよう」の3つのアクティビティを用意しました。





 プレゼンの割にはずいぶんラフな格好をしている私ですが・・・これはMOEのマーク入りのポロシャツなのです。MOEスタッフとして人前に出るときはこのMOEポロかアイランドフォーマルで出るように意識しています。




7月29日金曜日、Singapore math workshopも今日が最終日。ワークショップの中盤で「分数」についてのプレゼンを担当しました。午前中にPPT作成、そしてカウンターパートのハドリーンのチェック、お昼にミクロネシアの学校隊員にも見てもらってアドバイスをもらい、そして夜にプレゼンの本番。今回はtypescript(発表原稿)なしでのプレゼンに敢えてしたので「私の英語、大丈夫なんだろうか?」と一瞬不安がよぎったのですが、そこは算数教育で大事にしているVisual aid(視覚的支援)の力を借りてこなしました。だんだん人前に出ることに慣れていているのか、本当に自分が楽しませてもらったプレゼンでした。






ちなみにだいふくくらら、日本での分数の指導の際に使う教材は「羊羹」でした。一度包丁で切ってもピタッとくっつければ、切れ目も見えず、別分母の分数も楽々表現!自分にとってはナイス教材でした。

Singapore math work shop 2日目(本日325日目)

7月28日、木曜日。本日Singapore math workshop 2日目。


本来は21時までのワークショップだったのですが、なぜか今日は19時で終了。


で、ワークショップ終了後、私のカウンターパート、ハドリーンから「明日のワークショップでの講義を1つ受け持ってくれないかしら?」と急に依頼。


 私の場合、こういうのは結構燃える。というか、がぜんやる気になる。


というわけで、「分数」についてのプレゼンを一つ担当することになりました。ハドリーンからのリクエストは、レクチャーだけにせず、アクティビティを入れること。





 緊張しつつも、楽しく準備できそうな予感があっただいふくくららでした。

Singapore math work shop 1日目(本日324日目)

 私のカウンターパート、ハドリーンのプレゼン風景。今回はレクチャーでなくアクティビティを重視。

もう一人のカウンターパート、メラニー。教員経験が11年ある算数スペシャリスト。レクチャーのうまさはさすが。




今回初めてパラオの算数教育に導入されるシンガポール教科書のメインポイント。




カリキュラム指導課の教員研修担当チーフ、ジャネットもプレゼンを担当。アイランドフォーマルでのプレゼン。


7月27日、水曜日のこと。この日から3日間連続で夜に”Singapore math workshop"を実施しました。MOEのカリキュラム指導課に所属する算数スペシャリスト主導でのワークショップです。今までにも、「何かお手伝いできることはありますか?」とハドリーンに聞いていたのですが、「大丈夫。一緒に来てくれれば」とのことだったので、この日は参加者に徹し、プリント類を配る時などの手伝いのみ行いました。


熱の入ったプレゼンに、積極的に新しい知識を得ようとするパラオの先生たち。

そして、

・新しく建設された民間のレンタル多目的スペース

・PPT(パワーポイント)を活用したプレゼン

・アメリカのインディアナポリス、そしてラスベガスでの2度にわたる研修成果の還元


を目の当たりにした時、「正直、この状況ってJICA支援の必要な国?」と一瞬思ってしまいました・・・・。

それくらい、いろいろなことが整っていたワークショップでした。また、「いいなあ」と思ったのが、明らかに日本の教員研修よりも面白そうにパラオの先生方が受講されている姿。

何にしても、興味を持って取り組む事柄は、いずれ花を咲かせます。シンガポール教科書の導入もうまくいきますように!!

2011年7月27日水曜日

釣りと晩御飯(本日323日目)

 7月26日、昨日のこと。私はいつものようにMOEへ。同期隊員のMさんとK君、そしてミクロネシアから任国外旅行で来ている同期のT君の3人は釣りに出かけていきました。目的はGTフィッシング。GTとはジャイアントトレバリー、ロウニンアジのこと。大きいものだと何と1匹で60キロを越すものもあるそうです。基本、キャッチ&リリース。

 でも、一匹持って帰ってきてくれました。早速家で調理。ミクロネシアから来ている他の人たちも呼んで大人数での晩御飯!自分史上初の白米5.5合炊き!

 お魚、美味しくいただきました。また、仲間との他愛もないおしゃべりも「ご馳走」のうち。たくさん笑ったひと時でした。

 T君、ごちそうさまでした♬

ペリリュー1泊2日旅行その2 (本日322日目)

 今も洞窟内に残る機銃。かなり大きい。洞窟内は当然不快指数が高い。恐怖とともにここに潜む気持ちを考えると言葉もない。

 ペリリュー神社。比較的新しい建物。ここだけ見ると日本にいるみたい。



 日本軍の戦車。今もこうして道端に残っている。





日本総司令部の跡。中に入ることができる。これは風呂場の部分。慰霊団がかけていった千羽鶴が中央に見える。




日本軍総司令部の外観。今もこうしてペリリュー島に残る。



 戦争資料館。建物は、旧日本軍の弾薬庫をそのまま使用。内部は撮影禁止。


 このほかにもいろいろ訪ねたのですが、結論として、「正しい理由のある戦争なんてあるわけがない。正しい理由のある殺し合いなんてあるわけがない」というのが私の個人的な結論です。私の祖父も中国の大連と言う場所で戦病死しています。ですので、余計にそう思うのかもしれません。


































ペリリュー1泊2日旅行 (本日321日目)



 7月24日、日曜日のこと。1泊2日でペリリュー島に行ってきました。パラオ隊員2名(私、同期隊員のおなじみMさん)、そしてミクロネシア隊員7名(同期隊員2名、先輩隊員2名、後輩隊員3名)の合計9名での旅でした。

 今回の目的は、個人的には教材研究。日本に戻った時に国際理解教育や平和教育で使う教材を探す旅でした。実際には戦跡を写真で撮ることが多かったです。


 この日は 昼過ぎにペリリュー着→みんなでごはん→ある人はサイクリング、ある人は散歩、ある人は宿でのんびり、そんな感じの一日でした。戦跡めぐりは明日に期待。写真は今回お世話になったアコモデーション「マユミ イン」です。オーナーのマユミさんは日本風の名前ですが、パラオ人。お父様が日本人だったとのことで、英語とパラオ語と日本語が同じくらいしゃべることのできる方でした。



2011年7月23日土曜日

MOE/JOCV合同部会その2 (本日320日目)

 昨日、無事におわった合同部会。緊張していないつもりでも、気ははっていたのか、今日は休日と言うこともあり、洗濯ものをたたみながら昼寝してしまいました(汗)

 さて、昨日の部会では、以下の事を私たち青年海外協力隊の学校・教育隊員とパラオ教育省の間で同意をしました。

 パラオ国内の数校をパイロット校に指定し、指定の回数のこなすようLesson study/Open classを実践する。
 lesson study/open classの実践計画をSIPに盛り込む。SIPとはSchool Improvement Plan の略。
 「掛け算ソング」「make10song」を公共メディアにのせる。

特に掛け算ソング、make10songについては、「パラオのプロシンガ―を呼んだら?」と新たなアイデアがパラオ人スタッフのほうから出ました。

今後、シンガポール教科書ワークショップに教育コンベンション、そして新しいスクールイヤーの始まりと新たな展開が続きます。気持ちを新たにして頑張りたいところ。

まずは今日、ゆっくり休みます。

2011年7月22日金曜日

MOE/JOCV合同部会(本日319日目)

 やっとやっと願いがかなったMOEと協力隊員の合同ミーティング。文化の壁、言葉の壁を越えてパラオの子どもたちのために大きく前進できそうです。

 まずは無事終了してホッとしています。

2011年7月21日木曜日

部会前日(本日318日目)

 明日、算数部会。しかし、いつもと違うMOE/JICAの合同部会となります。会場もMOEの大臣室のとなり、カンファレンスルームを借りて行います。

 というわけで、

メールチェック→資料作成→途中所用にて自宅にもどる→早めの昼食→プロジェクターをJICA事務所まで借りに行く→資料とじ→会場設営→スクリーンを秘書から借りる→提案資料に対しての事前打ち合わせ

ということをしていたら、あっという間に16:30過ぎ。よく働いた。よく動き回った。

2011年7月20日水曜日

math specialist 再び大集合(本日317日目)

 今日になって、やっと二人のmath specialistがMOEに復帰しました。7月8日から18日まで、ラスベガスで行われたシンガポール教科書のための研修会に出張に行っていたのでした。私も職層としては同じmath specialist(算数教育指導主事あるいは算数教育専門官などと訳したりしています)ですが、レギュラースタッフではないため、今までMOEの留守を守りつつ、活動にあたっていたのでした。

 で、「これで3人そろったからいろいろ相談できる!」「仕事が先に進む!」と思っていたのですが・・・

一人は出張の疲れからか、非常に疲れたガラガラした声でしゃべっていました。しかも、仕事に気が乗らないのか、パラオ語スペシャリストと結構おしゃべり。
もう一人はまだ時差ボケがとれず、半眼状態での仕事でした。

 とてもじゃないけど、仕事を依頼できる状態じゃない・・・・。泣
明日、二人とも元気だといいな。

2011年7月19日火曜日

なんか変 (本日316日目)

 昨日のこと。自分の喉のあたりが「なんか変」と、やたらに気になり始めました。息がしにくいというか、のどが詰まる感じというか・・・・。咳も少々で始めたので、気管支喘息(でも軽症間欠型)の既往症もあることから、午後にベラウ国立病院に行ってきました。

 で、問診。私からの訴えは次の通りでした。(実際は英語で話しています。)
・のどが閉まる感じがする。
・呼吸がしにくい。
・約2年前に日本の病院で喘息と診断されているので心配になってこちらに来た。

 で、検査。
・血圧   ・SpO2  ・体温   ・胸部レントゲン写真  ・聴診器をあてて呼吸音を聞く
どれも異常なし。聴診器での聴取ではコメントなし。

 そして、Dr.からの結論。
「喘息の薬を出しましょう」

 ・・・・?! まず、なんでどれも異常がないのにそんな薬を出しちゃうの?呼吸機能検査はしないの?!
 すでに日本から吸入式の薬は用意してきているので、処方は丁寧にお断りしました。

しかし、・・・・なんか変。

もうひとつ、変だと思うこと。胸部レントゲン写真が出来上がるのを待っていたのですが、技師さんより「すでにデータは診察室に送ってあるよ。シャシンがあなたを待ってるよ(注・写真はパラオ語でもシャシン)」
・・・・・・・?! それってアドバンスドテクノロジーじゃないですか?!自分でフィルムを持っていくんじゃないの?!ここは本当に開発途上国なのか?!

たくさんの「なんか変」が感じられた時間でした。その後ですが、通常業務に戻り、支障なく活動しています。

2011年7月18日月曜日

克服 (本日315日目)

 こちら、パラオに来て10か月半。後ろを振り向く余裕があってもあえてそれをせずにここまで来ました。ですが、ふと考えてみると、「怖い怖い」と思いながらやってきたことが数多くあったなあと思い起こす今日この頃。
 まず、「私一人」状態。配属先の教育省では、日本人スタッフは私一人。私の第一言語は当然日本語なので、言語の壁にはいつもぶちあたる。何かを相談する時もすごく構えたり、メールでお願いしたりとおどおどしていたのが、いつの間にか大丈夫なようになっていました。別に英語スキルが上がったわけではなく、「恐怖心」みたいなものが克服できたんでしょうね、きっと。
 次にボート。活動の性質上、ボートに乗るのは当たり前。しかし、最初のことは「怖い!」とボートの上で号泣していたこともありました。スピードボートなのでまるでジェットコースターのような動きをします。一時期は出張でブルーになっていたときもありましたが、今では平気で隣のひとと会話を楽しめるようになりました。
 でも、今でも怖いものはあります。それは「人前に出ること」と「ダイビング」。ダイビングは別に余暇活動なので無理にやる必要もないのですが、「人前に出ること」は、会議進行あり、プレゼンありで必須。
この超上がり症な私の性格、なんとかしたいです。だって本当に具合悪くなるんだもの。

2011年7月17日日曜日

休日 (本日314日目)

 最近読み終えた本の中に「モモ」という童話があります。時間泥棒から盗まれた「時間」を女の子が取り返すという話でした。
 童話とはいえ、身につまされることもあり・・・・。もっとゆったりした時間を楽しみたい。

 休日も、とかくスケジュールを入れたがる私。ちょっとここらでモノの考え方を修正したいと思います。

久しぶりにいい本に出会いました。 

2011年7月16日土曜日

Funeralその2(本日313日目)

 今朝、散歩をしていたところ、またお葬式に出会いました。今日見たのはとても大規模なもので10台くらいの車がパトカーに先導されて入って行きました。取材車も中に入って行きました。警官に聞いたら「退職した警官が亡くなったので今日が葬儀となった」とのことでした。
 で、疑問に思っていたこと。実はパラオに着任してから結婚式なるものを見たことがありません。そんな話を以前誰かにしたところ、パラオには「結婚式」自体がないのだそうです。

 男女が一緒に暮らす→子どもを授かる→無事出産→ベビーシャワーの儀式、で、この「ベビーシャワー」なる儀式が晴れて「夫婦」とか「家族」という風にコミュニティに認められる儀式なのだそうです。

Funeral (本日312日目)

  昨日の話。昨日に限らずとも、ここのところパラオは晴天続き!とても暑い。上の写真は自宅の玄関から見た風景。


 これ。実はお葬式の時の日本でいう「花輪」にあたるものです。私の住んでいる集落(←集落のことをパラオでは「ハムレット」と呼びます。私の住む集落名はガルべエッド。)で、どうやら葬儀があったようです。ハムレットの入口にこのような花飾りを立てるのがパラオ流。道の両脇に対にして立てます。


2011年7月14日木曜日

JICA事務所→MOE (本日311日目)

 フレンドリーな警察官の方々。銃に実弾は入っていません。構え方の練習をしていました。

 ベラウ・ナショナル・ゲーム。今日から開催。どの州も頑張れ!



 国立体育館の中。バスケットの試合が終わった後。





 午後、JICA事務所での所用を済ませ、MOEに戻る途中の出来事。


JICA事務所の近くには警察署があるのですが(しかもパラオの警察署はここだけ)、そこの警察官たちがどうやら銃の使い方の訓練をしているようでした。


 その近くを通りかかり、軽く会釈したところ・・・・・

「シャシン?!」と警察官の方から声をかけてくれました。(注:写真はパラオ語でもシャシンです)


おそるおそる「写真撮らせてもらってもいいですか?」と尋ねたところ、大歓迎されました。しかも、私を制服を着ている警官で囲むようにするという構図まで配慮してくれました。


しかも、そのあとは「ぜひフェイスブックにのせてね!」と警察のみなさん。


このラフな感じがパラオらしいです。そんなパラオ、大好きです。



※※※



警察署の先を行くとNational Gym(国立体育館)があるのですが、今日からBelauGameが始まっていました。ベラウ・ゲームとは日本でいうところの国体?みたいなもの。オリンピックのドメスティック版です。また「ベラウ」とはパラオ語で「パラオ」のこと。州ごとの対戦をするようです。今日はハトホベイ州のチームがバスケットをしていたようです。


以上、JICA事務所からMOEに戻るまでの10分間に起きた出来事でした。

Consolidationその2 (本日310日目)

 昨日の話です。先日ブログにものせたConsolidation(統合、ここでは学校統廃合の問題)で、ここMOEは一部混乱しているようです。
 もともと2009年の教育コンベンションと言う大規模な研修会では、教育大臣自らが学校統廃合の問題についてプレゼンをしているようなのですが、その後進展があったんだかないんだかよくわからない状態でここまできてしまい、先週になっていきなり大統領の命令と言う形で首都のマルキョク周辺にある学校から統廃合が始まったのでした。

 で、MOEチーフの話。非常にご立腹でした。
「なんで場所も決めないうちから統合しちゃうの?」「スクールバスはどうするの?(←ここパラオで電車通学なんてあり得ない。なぜなら鉄道が一切ないから)」「制服はどうするの?」「学校名は?」などなどなどなど・・・。

 特にチーフは学校名と制服について非常に気にしていました。パラオは基本小学校は全て制服があります。制服と学校の名前は児童生徒のアイデンティティにかかわるもの。それをないがしろにして、何でいきなり統廃合をすすめる?!というのがチーフの意見でした。たしかに、児童生徒の気持ちを考えたら、「自分の学校がなくなる」というのは辛いもの。今回は3つの学校が合併しますが、どの子も今までと同じように笑顔で通学してもらえたら、と思っています。

 で、私はどうするのか?実は、統合先の学校で示範授業をすることが決まっています。今はひょっとしたらそれどころではないのかもしれません。でも逆にMOEからスタッフが行くことによっていろいろな整備ができるのであればいいチャンスなのかもしれないです。

2011年7月12日火曜日

Annual Math Scheme (本日309日目)

Annual Math Scheme.これは、算数の年間指導計画のことを指すのですが、だいふくくらら、目下絶賛作成中です。
というのも、私のカウンターパートであるハドリーンとメラニーの二人はシンガポール版算数教科書の研修でラスベガスに行ってしまったためで、レギュラースタッフでない私はMOEでお留守番をしつつ、これを作っているのでした。

しかし

日本の感覚からすると・・・・・新しい教科書を導入する前に試案として仮作成(導入の4年くらい前に)→研究指定校による授業実践(3年くらい)→自治体によっては先行実施→本格導入、と言う感じなのですが、このシンガポール教科書、もう4週間後には本格導入です。
・・・・・・・・・。

2011年7月11日月曜日

Consolidation (本日308日目)

 Consolidation: n. 合同、合併、統合。

 今年の2月から新聞にも掲載されていたことですが、早速8月からのスクールイヤー(新年度)から、バベルダオブ本島にあるニワール小学校とエサール小学校が、マルキョク小学校に統合されることとなりました。
 4月だったか?すでに私の8月のスケジュールは決まっており、新スクールイヤーから早速1週間、シンガポール版教科書を使った算数の授業のデモンストレーション(示範授業)を連続ですることになっていたのですが、その時には「次のスクールイヤーから統合する」と言う話はまだ聞いていませんでした。
 マルキョク小学校の校長、びっくりしているだろうなあ・・・。で、私も「どうしよう」とかすかに思う。
一方、いろいろな先生方に自分の授業を見ていただけるのは嬉しいこと。学校に行けるのも嬉しいこと。やるなら楽しんでいきたいと思います。
 ちなみに私の日本での初任校はすでに統合の対象になっており、今はありません。今、籍が置いてある特別支援学校も隣の知的障害特別支援学校との統合が計画されています。
 どうやら「統合運」がいいらしいです・・・・。(←そんな運勢ってあるのか?!)

2011年7月10日日曜日

ランドリーにて(本日307日目)

 3連休もあっという間、最終日になってしまいました。で、そんな日曜日。いつものように近くのモーテルのランドリーまで洗濯をしに行きました。
 とある、フィリピン人の女性と一緒になり、いろいろ世間話をしたのですが・・・。彼女はパラオに住んでもう10年になるといいます。職業はDH(ドメスティック・ヘルパー、いわゆる家政婦さんのこと。)しかし、月収は100ドルのみ。それを自分の家族がすむフィリピンへ送金しているとのことでした。
月収100ドルって・・・日本円にしたら月収約8300円・・・。
「フィリピンではお仕事をしないのですか?」と尋ねたところ、「フィリピンにはすでに仕事がない」とのことでした。
 にしても、月収100ドルは安すぎる。物価は日本並みか、それよりも若干高いパラオなのに・・・・。
いろいろ考えさせられた会話でした。

ヨガとダイビング(本日306日目)

 最近思うこと。
 だいふくくららは、数年前からアシュタンガヨガという流派のヨガをやっていますが、このヨガは、大きくレッドクラス(インストラクターの指示のもと、一斉にヨガを行うスタイル)とマイソールクラス(アシュタンガヨガ発祥の地・インドのマイソールで伝統的に行われている自主練習のスタイル)に分かれています。マイソールクラスも大事だけど、時にはレッドクラスに入ってアサナ(ポーズ)を確認していくことも大事。レッドクラスも大事だけどマイソールクラスで自立して練習をしていくことも必要。
 同じことがダイビングにも言えるのではないかな、とふっと思いました。自立してダイビングできることは自由度が増しますが、時にはインストラクターにぴったりくっついてもらってスキルの確認をすること。かといっていつもプライベートインストラクター付きではいつまでたっても自立できない・・・。
 結論。どちらものんびりと、長いおつきあいができたら嬉しいです。

The 1st annual Taro festival (本日305日目)

  演台の前にもタロの葉で飾り付け。パラオの国旗とタロの葉はなぜかよくなじむ。タロはパラオの大事な主食。

 パラオの民族衣装(女性の方:大事な儀式の時にはこの衣装)でダンス。曲はコンテンポラリー。



 7月8日金曜日のこと。この日は祝日。自宅とJICA事務所の間にあるベツレヘム・パークという広場(日本でいうなら日比谷公園みたいな感じ?!)で「タロ・フェスティバル」というイベントがありました。どうも今回が第1回の開催。パラオの主食であるタロイモにスポットを当てたフェスティバルでした。
 くるっとまわって見ると・・・・タロイモを存分に活用した「タロマフィン」「タロブレッド」「タロ巻き」などのタロイモ料理の試食会、料理本の販売、コンサート、ダンスパーティー・・・と内容盛りだくさん。
 特に料理本は同じものをPPR(パラオパシフィックリゾート)で12ドルで売っていたものを、今回は5ドルで販売していました。これはお買い得!あとで買いに来よう!と思っていたのに再び行った時には店じまいをしていました(泣)。
 ただ、午前中は活気があったのに午後にあるとだらけてきているような・・・パラオのイベントは大体こんな感じです。

2011年7月8日金曜日

示範授業を終えてから(本日304日目)

 昨日のこと。示範授業を終えてほっとしたのもつかの間、「あれでよかったのか?」という疑問がわいてきました。
 出来る児童は出来る。蔭山方式の100ます計算を数分で仕上げてしまう。しかし、一方で人差し指でパラワンレモンを数えられない児童がいる。しかも、こちらの方が多数をしめる学級・・・。
 8月には全員2年生に進級。

 もっとバリエーションを授業の中にもたせられたらいいのだけど。今後実施予定のマルキョク小学校での示範授業でGBHでの反省を生かしたいと思います。

2011年7月6日水曜日

示範授業その2(本日303日目)

 "make10"songの歌詞カード。ミクロネシアでの広域研修の時に、夜、みんなでサカオを飲みながら考えました。結構評判はいいです。ぜひ流行させたい。

 "Plauan lemon game".上に見えるのはカレンダーの裏紙に10枚のジップロックを貼ったもの。1対1対応がわかるようなものを作りたかった。下は、袋詰めになったパラワンレモン。数は1~9個まであり、バラバラですが、これをペアにすると10個になるように袋詰めされています。



 "Make10 train".カラフルで子どもたちに人気があったのはこちらの方。これはシンガポール教科書からの応用。どちらかというと、パラワンレモンゲームの方に力点を置いていたのですが・・・・。



 GBH小学校からの帰り道。のどか。



 今日もGBH小学校で示範授業をしてきました。本日は1年生対象。"Make10"(10の数の合成・分解)を主題として2時間の授業をしてきました。自分としては、広域研修で培った「具体→抽象」の流れを意識しました。加えて、身近な素材を数えよう、というのもねらいとしました。今日のアクティビティは3つ。Make10 song,Palauan lemon game,and Make10 trainです。自分としての目玉はパラワンレモンゲームだったのですが、興味を示す子から、まったくレモンの数を数えようとしない子までさまざま。

むしろ、メイク10トレインの方がカラフル、しかもペーパーマグネットで到着したてのホワイトボードにくっつくという不思議さから大ウケでした。


 今回は、担任の先生が細かく私の授業の記録をとってくださっています。後でシェアする予定。私自身も当然「授業力の向上」がほしい。そんな訳で後日のシェアリング、楽しみなところです。批判や意見も大歓迎です。










2011年7月5日火曜日

敗北感 (本日302日目)

 大したことではないのですが、ささやかな「敗北感」というものを感じるときがあります。何に対しての敗北感か?それは、「パラオ生活に対しての敗北感」です。
 たとえば、「ストアでパパイヤを買おうとした時」。パパイヤはパラオの場合、そこらへんに鈴なりになっています。ただし、パパイヤの木が私有地でないところにあるかどうか、私有地の場合は持ち主に交渉してゲットできる勝算があるかどうか、自分の手に届く高さにあるかどうかがゲットできるかどうかの鍵になります。一応、目で検討をつけている木は何本かあり・・・・・あとは、そこの木の持ち主さんに勇気をもって交渉できるかどうか、です。
 あと、「ストアでパラワンレモンを買おうとした時」。これもあちこちに鈴なりになっています。実は明日のデモンストレーション(示範授業)で、50個のパラワンレモンが必要でした。で、MOEの男性スタッフに言ったところ、「採ってきてやるよ」と、昼過ぎには60個のレモンが届きました。(彼は「これはキンカンだ」と言っていましたが・・・)ありがとう。
 さらにココナツやバナナ。特に散歩のときは「バナナチェック」をしつつ歩いています。いつ採ろうかな?と思いつつ散歩。日本でも散歩は大好きでしたが、さすがに「バナナチェック」はしたことがありませんでした。(←東京や千葉にバナナは自生していません・・・)

2011年7月4日月曜日

示範授業 (本日301日目)

 今日は、GBH小学校で示範授業をしてきました。(余談ですが、都教委では「示範」と書きます。でも、「師範」と書いてあるのもたまに目にするので・・・どちらもOKなのかな?)
 パラオに来て初めて子どもたちを対象に授業をしました。単純に嬉しいです。
 本日、担任の先生からリクエストをいただいていたトピック(単元)は、"Subtraction of fraction w/unlike denominator"、つまり、異分母の分数による引き算、でした。
 ぜひこの授業を視覚化したい!とうんうんうなって考えたところ、折り紙をつかって量感をつかませることに行きつきました。
まずは2/3-1/2=1/6を折り紙を使ってみんなで実際に視覚化。みんな「なるほど」とは思っている感じです。
 通分もできているし、最後にアクティビティとしておこなった掛け算九九表の作成もみんな手早い。
担任の先生には私の授業終了後、「ぜひオープンクラスをお願いできれば」とお伝えしました。担任の先生、快諾してくださいました。
 しかし、今日一番のヒットは"Make 10 song"でした。これは、ミクロネシア・ポンペイでの広域研修の最中にみんなで考えた暗算をしやすくするための歌。これが子どもには大受けで、何度もリクエストが来ました。JICA math activityの目玉になる予感です。

 久々に授業をしましたがやっぱり楽しいです、授業づくりって。

祝!300日目(本日300日目)

日曜日のこと。 あっという間にパラオ着任以来、300日の時が過ぎました。パラオで暮らしているという、自分の人生の中でも特殊な状況下なのか、それとも単に年齢のせいなのか、月日の経つのが非常に早く感じます。
 さて
 300日過ぎたということは、そのぶん、ここパラオで協力隊活動をしてきた、ということ。どんなことが残せたのだろうか?と思うと、思うに任せないことも多く、まだまだ頑張らねば、と思う今日この頃。かといってサボっていたわけでもない。ただ、思うのは日本で2~3のエネルギーで出来ていたことが、ここでは10のエネルギーや時間を費やすこと。要は活動の進みが遅いのです。でも、ある程度パラワンタイムを尊重しないと職場で浮いてしまうし、それは仕方のないことか。
 あと残り9カ月。「9カ月しかない」と所長に言ったところ、「『9カ月しかない』んじゃなくて、『9カ月もあるんだよ』」との言葉。「9カ月もある」と考えると気持ちも楽になる。これからの活動も楽しく、実りあるものであればこんなに嬉しいことはありません。
 月曜からは示範授業。久しぶりの授業です。

2011年7月2日土曜日

月間写真賞(6月分)(本日299日目)




 ミクロネシア・ポンペイのコロニア小学校のトイレ表示です。たしかに大洋州全体のカルチャーとして、女性は太っている方が美しく、豊かに見えるというのがありますが、でもここにまで反映させなくても、と思うのは私だけでしょうか??なんだかほのぼのとする表示です。


 なんか女性の方がどっしりと構えているような・・・・。


Volunteer Activity Presentation (本日298日目)

 7月1日、昨日のことです。PICRC(パラオ国際珊瑚礁センター)でJICAボランティアによる発表会が行われました。発表者は全て私たち青年海外協力隊(JOCV)あるいはシニア海外ボランティア(SV).
今回は私も発表の担当にあたっていました。
 しかし
緊張するのなんのって!!もともとあがり症の私ですが、今回は発表前にトイレで吐くぐらい緊張しました。比較したらミクロネシア・ポンペイでの発表の方が断然状況的に厳しいのに、ポンペイの時とは比較にならないくらいに緊張しました。なんで?!

 疲れた・・・・本当に疲れた・・・・。楽しかったけど。

とりあえず無事に終わり、今までの成果もクリアにでき、ホッとしています。