2011年9月20日火曜日

Workshop for Open class/lesson study (本日378日目)




 昨日のこと。午前中、MOEの中でオープンクラス(授業公開)とレッスンスタディ(研究授業)に関するワークショップが行われました。実は、7月のMOEとJICA算数部会の合同会議で「オープンクラスを拡充させる。そのためにパイロット校を指定し、SIP(学校経営計画)にオープンクラスに関する計画を盛り込む」ということで合意したのですが、教員研修のチーフからは、「まずはオープンクラスに関する研修を終えないことには広められない」と意見があり、やや停滞していたところがあったのでした。


 そこに、日本の大学から研究のため先生が来パし、日程調整をする中で、こちらMOEから「ぜひワークショップを開いてほしい」とお願いしていたところだったのでした。


 熱の入るレクチャーに、真剣に聞き入る全教科のスペシャリスト、そしてパイロット校の校長。豊富な資料に、有意義な情報。

 ワークショップが無事終わり、みんなすぐに自分のデスクに戻っていくのかと思いきや、ほとんどの
人がその場に残っていました。このワークショップを受けて、さらに先生と議論を進めるスペシャリストや、その場で直ちにミーティングとなった教員研修プロバイドチームのスペシャリスト達、そして初めてのオープンクラスに向けてミーティングを持とうと、スケジュール調整を始めた校長・・・。


 信じられない光景でした。これだけ熱意があり、そして「パラオの教育をよくしていこう」という強い気持ちがある。

 私の任期は残りあと半年ですが、最後まで精いっぱい頑張ろうと思った瞬間でした。そして、忙しい中、快くレクチャーを引き受けてくださった先生にも感謝です。本当にありがとうございました。今後、また成果を報告できるように頑張りたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿