2011年6月29日水曜日

Casino Gaming (本日296日目)

 一昨日発売になった新聞を買いました。(Tia Belauというタイトルの新聞です。意味は、This is Palau. 毎週月曜日にだけ発行される新聞です。)
 で、タイトルのCasino.実はパラオ、とある議員さんの提案で「カジノをパラオに作ろう」という動きがありました。それを聞いた私のカウンターパート、ハドリーンは大激怒していました。
 以下、私とハドリーンの過去にあった会話です。英語での会話ですが、途中、日本語由来のパラオ語が混じります。

ハ「ちょっと聞いてよ!ある議員さんがカジノ作ろうとしてんのよ!家の祖母にも聞いたけど、ええと、ヤグチじゃなくて、ヤマグチじゃなくて・・・」
私「博打?」
ハ「そう、それそれ!!家の祖母、古い日本語がわかるのよねえ。で、だいふくくららはどう思う?私いらないと思うけど」
私「パラオには必要ないと私も思うなあ。だってツーリストはそれを求めにパラオに来ないと思うけど」
ハ「そうよねえ!!」
私「美しい海と美しい自然を求めにツーリストはやってくると思うんだけど・・・」
ハ「そうよねえ!!アワナイ!!(←彼女はパラオ語としてこの言葉を叫びました)」
私「うん、合わない!!(←私は日本語としてこの言葉を叫びました)」
ハ「絶対アディクション(中毒:ギャンブル中毒のこと)の問題や犯罪の可能性出ると思う」
私「私も新聞記事読んだけど、シンガポールの経済効果をロールモデル(よい手本)として書いてあったよね。たしかに数年前シンガポールはカジノを誘致したけど、あれはシンガポールは都市国家、しかも手つかずの自然は皆無に近い国だから、ああいう発想になるんじゃないかなあ・・・。結構騒がしい国だったよ」
ハ「やっぱりカジノはよくない」

そして、彼女はセンキョ(パラオ語:日本語で選挙、あるいは投票の意)に行ったのでした。

で、今日買った新聞には投票結果が載っていたのでした。
投票結果:投票者の約75パーセントがカジノを否定。よってカジノは誘致せず。

「やっぱり」という思いと同時に南西諸島のソンソロール州とハトホベイ州でも同時投票をしていたことに驚き、変に感心した私でした・・・。

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