2012年1月24日火曜日

だいふくくららの青年海外協力隊日記@日本で入院(本日516日目)

今日、やっと退院することができました。簡単に今までのまとめを。

【1月5日~18日】
入院する病院での外来受診や術前検査。この期間で入院日、手術日を決定。外来で病院に行く以外は、基本的に自宅で過ごす。比較的のんびりできていたのですが、入院するための書類作り、準備、そして父から頼まれた英文レポートの翻訳など、やることが結構あった。

【1月19日】
午前中に入院。鞄を病室において荷物整理したらすぐに麻酔科医からの説明(リスクについてもしっかり説明があるので涙目になって聞く)→執刀医からの説明(途中外来で担当してくださっている先生もにこにこしながら様子を見に来てくれる。ここでもリスクについて説明。再び涙目になって聞く)→病室で薬剤師からの説明→同じく病室で栄養士からの説明→看護師による術前処置→手術部看護師による説明→合間を縫って麻酔・手術・緊急時の輸血に関する同意書にサイン。いろいろやることがあるので気がまぎれる。
夕方、医師たちによる回診。「寝てれば終わりますから」と言われた。そして読もうと思っていた五木寛之 著「不安の力」が自分のベッドのオーバーテーブルの上に出しっぱなしになっていたのを外来担当医にみられ、ニヤッとされる。自分の心の中を見られた感じ(笑)
 夜は流動食。精神安定剤を処方され、熟睡。

【1月20日】
10時から手術開始。歩いて手術室に行った。結構多くのスタッフが待機していたのに驚く。
「では、マスクを顔にあてますからね~」と言われ、「一体いつ麻酔を入れるんだろう?」と思っていたら、

 「終わりましたよ~!!いまからお部屋に戻りますね~!ゆっくり自分で呼吸してくださいね~!!」

・・・・知らない間に麻酔で意識を失っていたらしい(笑)全身麻酔中は呼吸が止まり、人工呼吸器につながっているので、麻酔が切れた後は自分で呼吸しないといけない。で、トータル約3時間の手術は無事終了。帰室。麻酔が切れたと自覚した途端に「痛い、痛い」とうめきだす。
でも痛み止めを使ってもらい、一日乗り切る。右腕には点滴と酸素飽和度を図るためのクリップ、左腕には自動血圧計、胸には心電図、両足には血栓症を防ぐために加圧ポンプ、そして自力でトイレに行かれないので蓄尿バッグといろいろなものを付けられて、一日過ごす。寝返りがうまく打てないのが辛い。

【1月21日】

午前中に心電図、酸素飽和度を図るためのクリップ、加圧ポンプ、自動血圧計がはずれ、ちょっと身軽になる。蓄尿バッグも取れ、歩く練習。とりあえずつたい歩き、成功!夕飯が出たのに感動。

【1月22日~23日】
歩く練習。その他はゆっくり過ごす。23日には母が寒い中、見舞いに来てくれた。

【1月24日】
予定通り退院。でも退院指導で「退院はしますがまだ『サブ入院』だと思っておいてください。無理はしない、重いものは持たない、ゆっくりするように」とのこと。のんびり自宅に戻ってきました。


というわけで、まだ傷は痛むものの、いたって元気です。来週、外来受診。また折に触れてブログアップします。
たしかに手術は「寝てれば終わりますから」なのですが・・・
終わった後がしんどい!!!

2 件のコメント:

  1. ウクレレちゃん(from キルギス)です。

    手術の終了、退院、おめでとうございます。
    「術前の説明を涙目で聞く」というくだり、だいふくさんご本人を知っているだけに、その姿を思い浮かべて、おかしくなってしまいました(失礼…)。

    患者の側は、手術を受けるしか(実質的には)選択肢がないのだから、具体的な説明をされても、不安になるだけということも多いんじゃないかな、と思います。インフォームド・コンセントって、必ずしも良い面だけではないのかなぁ、と…。

    日本で療養中だと思いますが、今年の日本はだいぶ寒いと聞いてますので、体調管理にお気をつけあれ。
    (パラオとの温度差、きつそうですね。)

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  2. ウクレレちゃんさん、コメントキルギスからありがとうございます。あの術前説明って、説明責任を果たすためにやらなきゃならないことはわかるのですが、あれを聞いて、手術に対して前向きになれる人ってどのくらいいるのだろうか?!と考えてしまいました・・・。
    説明の最中、「やっぱり手術やめます!!」と思わず言いそうになったビビりな私でした・・・。

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