すでにご存じのことと思いますが、日本時間3月11日14時50分頃、東北・関東地方を中心に非常に強い地震がありました。日本と時差のないこちらパラオでも大きなタイムラグはなく隊員にも地震の第一報がJICA事務所を通じて伝えられました。
同日、パラオ政府は「津波警報」を発令。夕方にはコロール周辺でもサイレンが鳴り響いていました。そしてパラオのテレビでは字幕テロップで「高台に避難するよう」呼びかけがあったようです。そのため、アイライ州にあるパラオ国際空港、コロール小学校は一時的に避難場所となったもよう。
私たちJICA関係者(青年海外協力隊、シニア海外ボランティア、JICA専門家)には電話連絡でJICA事務所より「警報発令中のため自宅待機、自宅が低地にある隊員は一時避難」「携帯は絶えず取れるようにしておくこと」との指示。
パラオ政府発令の「津波警報」では、同日19時25分にマラカル港に津波到達との予報。しかし、珊瑚礁に囲まれている国のためか、パラオでは津波は観測されず。一方で、ミクロネシアのヤップ島、パプアニューギニア(PNG)、ハワイでは津波が観測されたとのことでした。PNG派遣中の同期隊員のブログによれば、津波による被害も出たとのこと。また、遠く離れたニカラグアでも津波警報は出たと同期隊員からFacebookを通して連絡あり。
本日(3月13日)現在では、津波警報も解除され、国際電話がつながらないことを除けば通常の生活に戻った私たちですが、テレビを見ては「今、ここにいていいのか?助けるべきは日本じゃないのか?」と「ボランティア」としてこちらに来ているが故の苦しい胸の内を互いに吐露しています。
地震に関連してのパラオの様子、遠隔地にいる自分たちがすべきこと、伝えていきます。
今回の甚大な被害を前に、言葉を失います。亡くなられた方々へのご冥福をお祈りするとともに、もうこれ以上被害が大きくならないこと、そして一刻も早い復興を願っています。
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